私は、私にとって『善い』こと。
プラスのことだけを与えてくれるのが神だと思っていました。
だから私は、神がよいものだけを与えてくれるのなら、神の子である私たちは、
完璧でなければいけない。
間違えてはいけない。
人に迷惑をかけてはいけない。
ネガティブなことを言ってはいけない。
怒ってはいけない。
など、マイナスなものを『悪』としていました。
人間は完璧ではない。と頭ではわかっていながら、マイナスを否定し、完璧でない自分を卑下していました。
しかし、古事記などに出てくる神話の神々は、どこか人間臭いと思いませんか?
とても完璧には見えません。
そして、神として昔から信仰されている太陽はどうでしょうか?
太陽は、たくさんの実りをもたらしてくれ、私たちにたくさんの物を与えてくれますが、太陽が原因で熱中症になったり、干ばつなどを引き起こしたりして、人々を苦しめます。
神である太陽にも、プラスとマイナスがあります。
プラスがあればマイナスもある。
陰と陽のバランスなくして、この世界は成り立ちません。
このことから『善い悪い』ではなく、神は役割を果たしているだけなんだ。と私は理解しました。
神々は淡々と、自分の役割を果たしているだけ。
そこに、人間、ひとりひとりの状況や情などは関係ありません。
私たちの目から見た神は、とても非情なのかもしれません。
それでも太陽は淡々と地球を照らし、私たちを見守り続けています。
私たちも、太陽のように自分の役割を受け入れ、それに感謝し、淡々と生きていくことが『魂の輝き』に繋がるのではないのでしょうか。
私達、ひとりひとりが役割を自覚し魂を輝かせる。
それが、あなたの魂が求めている幸せに繋がるのではないでしょうか。
そして、その先に飢えや戦争のない世界があるのだと思います。
大自然である神々は、淡々と役割を果たしてくれている。
私達も各自が『自分の役割』を受け入れ淡々と果たしていく。
その先にあるものが、私達の求めている『弥勒の世』なのだろう。
2015年02月28日
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